梅原龍三郎「水浴裸婦」
本作はルノワールやセザンヌが取り組んだ「水浴裸婦」に触発されたのかもしれません。描かれた頃(第二次滞欧期後)は「日本的な油彩画」を求め、重厚な素晴らしい裸婦像が描かれた時期でもあります。体の赤い輪郭の上に引かれた黒線は油彩の上から鉛筆で縁取られたようです。こういったところにも縦横無尽に画材を駆使した梅原らしい大胆さやおおらかさが表れています。額縁も素晴らしく、小品ながら魅力的な作品です。
商品情報
作家名:梅原龍三郎
作品名:水浴裸婦
鑑定:あり
サイズ:16.7×13.0cm
技法:油彩・鉛筆・キャンバス
(表示価格は消費税込でございます。)
制作年: 1934年6月
¥4,000,000価格