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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 その1 フェルメール

最終更新: 7月14日

延期となっていた「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」がついに開幕しました。「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」展は世界初であり、ゴッホの「ひまわり」、フェルメール、レンブラント、ターナー、ドガ、モネなど豪華な作品に注目が集まっています。


青龍堂では事前に美術史文化講座を受講し、いくつかの作品について理解を深めてから、出かけようということになりました。


その1 フェルメール 《ヴァージナルの前に座る若い女性》


ヨハネス・フェルメール 《ヴァージナルの前に座る若い女性》 1670-72年頃 油彩・カンヴァス 51.5 x 45.5 cm The National Gallery, London. Salting Bequest, 1910


まず引き込まれるのはこの少女の目差しです。到着した男性の方をみた瞬間が描かれています。かわいらしい少女が、青いドレスを着て恋人を迎えたのだろうと思っていましたが、少女の後ろにかかっている絵がまた違った解釈を与えてくれるようです。壁の絵には売春婦とクライアントが描かれています。少女の危うさがクローズアップされてきます。


フェルメールは素描にカメラのような道具を使っていたと言われています。ピントは少女ではなく手前の弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバに合っています。すこし焦点が合わない感じがまた少女を魅惑的に見せてくれるような気がします。



フェルメールはオランダのデルフトで生まれ育ちました。当時、オランダ東インド会社が設立され オランダは海上帝国としての黄金時代を迎えていました。デルフトには中国の磁器、日本の有田が伝わり、「デルフト焼」が生まれました。その独特な青は「デルフトブルー」と呼ばれています。




フェルメールはこの「デルフトブルー」を愛し、作品には高価なラピスラズリ(ウルトラマリン)を用いた、澄んだ青「フェルメールブルー」も生み出しています。


このお部屋の巾木(ドレスの後ろの床と壁との境目)にデルフト焼のタイルが使われているのが見えます。


少女が弾いているヴァージナルという鍵盤楽器にも注目したいです。閉じると箱型になるそうです。


以前受けた美術史文化講座で、ガラス製の豪華なヴァージナルを見せていただきました。ロンドンのビクトリア アンド アルバートミュージアム(V&A)のものです。



このヴァージナルの音色がとても美しいのです。



ヴァージナルの音色をききながらこの絵を観ていると、自分もその瞬間に居合わせたような感覚に陥り、楽しくなりました。本当に魅力的な絵です。





(文/The Blue Box)


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