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浄瑠璃 都一中シンポジオン

最終更新: 7月14日


昨日『都一中シンポジオン』(オンライン:zoom)が青龍堂にて開催されました。


一中節(いっちゅうぶし):江戸浄瑠璃系三味線音楽の源流で、国の重要無形文化財です。初代都太夫一中が17世紀に京都で創始しました。江戸時代には「一中節の稽古本のない家はない」と言われるほど一世を風靡し、江戸の町人の上流階級に愛好されました。繊細で典雅、且つ重厚なのが特徴です。

(参考:都一中音楽文化研究所公式ホームページ)


『都一中シンポジオン』は、毎月新宿の京懐石柿傳さんで行われています。一中先生の演奏とお話をお料理と共にお聴きいただけます。青龍堂も内容に合わせた作品を掛けさせていただき、絵のお話も楽しんでいただいています。


今回は一中先生にお声がけいただき、青龍堂でオンラインにて開催いたしました。なんと50人以上の方がご参加されました。前回から少し時間があいていたので、皆様楽しみにされていたのですね。


今回の内容は一中節「吉原八景」です。


”中国の名勝、瀟湘八景を日本に移したのが近江八景で、それを吉原の風物になぞらえたのがこの曲です。江戸時代、吉原に遊んだ文人たちは、美術、文学、工芸、音楽などあらゆる文化に精通し、しかも日常的に気楽に楽しんでいました。「吉原八景」の精妙さは極限に達しています。この曲を名曲として受け入れ、親しめたことが当時の文人たちのレベルの高さを証明しています。”(参考:都一中音楽文化研究所)



「吉原八景 堅田落雁 姿海老屋内 七人」 渓斎英泉筆 文政10年秋から11年春。


慶應義塾大学  日比谷孟俊先生よりご提供いただいた資料ですが、このお稽古本の内容は一中節のものだと先生がおっしゃっていました。一中先生の演奏を聴きながら、日本の伝統に触れられることで心が豊かになるのを実感しておりました。先生のお話の中で、吉原の世界の男女の愛のはかなさ、それ故その時間を大切にすごす美しさが印象的でした。


一中先生の許可をいただき、2分程度録画させていただきました。一中節「吉原八景」の優雅で風流な世界をお楽しみください。



一中節「吉原八景」『都一中シンポジオン』




青龍堂からご紹介させていただいたのはこの作品です。先生の後ろに掛かっています。


川合玉堂先生の「溪橋帰駄」です。牧歌的なこの作品は、奥多摩の切りたった岩肌の清流を渡って帰る人が描かれています。カメラを寄せてみますのでご覧ください。



また青龍堂のこの看板の字も玉堂先生に書いていただいたものなので、皆様にごらんいただきました。優雅で力強い字です。




Zoomでの初オンラインシンポジウムでしたが、皆様のお声はやはり生で聴きたいということでした。はやく京懐石柿傳さんで開催される日が来るのを祈っております。


(文/The Blue Box)


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