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日本美術をたしなむ講座Vol.1 川合玉堂 「高原雨後」

更新日:2022年7月23日

川合 玉堂 「高原雨後」



川合玉堂(かわいぎょくどう)

1873年(明治6年)生まれ

1957年(昭和32年)享年84歳


日本近代画家の巨匠、川合玉堂。日本の四季、美しい自然が写実的に描かれた風景画が魅力的です。写実的でありながら、情緒たっぷりで牧歌的です。仕事を終えて家路につく人々などを、愛情をもった眼差しで見つめています。


川合玉堂は現在の愛知県一宮市木曽川町に筆墨紙商の長男として生まれました。

橋本雅邦(がほう)に学び狩野派を極め、円山・四条派と狩野派を見事に融和させました。(このあたりはまた後ほどとりあげたいと思います。)


東京美術学校教授、帝国芸術院会員など歴任し、昭和15年、文化勲章を受章。

昭和天皇の皇后、香淳皇后は、玉堂から日本画を学ばれていたことでも有名ですね。


玉堂の死後、香淳皇后をはじめ、全国からの支持で、玉堂が過ごした青梅に玉堂美術館が開館しました。


この「高原雨後」という作品も、まだ雨の蒸気が少し残る高原に風が吹いている様子が

伝わってきます。この空気感を作っているのが、あえて「塗り残す」技法。白を塗っているのではなく、塗っていない のです。日本画には良くみられるそうです。





忙しく時間に追われていても、川合玉堂の絵を見ると、故郷に帰ったような懐かしい気分になります。家路につく人のほっとしたような思いも伝わってきます。


(文/The Blue Box)


商品情報

作家名:川合玉堂 作品名:「高原雨後」 サイズ:30.5×27.0cm 絹本・彩色 東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定書あり




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