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青山二郎の眼

「根来の高盤と伊万里のお猪口」



速水御舟「鶯」と根来

都一中シンポジオン 柿傳さんにて撮影





目利きとして一目置かれていた青山二郎(1901-1979)の元に小林秀雄や白洲正子、梅原龍三郎、柳宗悦などがサロンのように集まって皆で「青山の眼」を学んでいました。この集まりは「青山学院」と呼ばれていたそうです。


この根来の高盤に伊万里のお猪口を乗せて、そうした人たちが美術談義をしていたと思うと、とってもワクワクしますね。



別冊太陽 青山二郎の眼 掲載

1994年別冊太陽p78



根来は高盤と言って天目茶碗を乗せる天目台を置く台として使われた物です。根来らしく堅牢でしっかりとした造形で、使われることによって、下地の黒漆が朱の漆の下から見え隠れしている味わいがなんとも言えない存在感を醸し出しています。



2013年

MIHO MUSEUM

『朱漆「根来」−中世に咲いた花』

図録No.126



伊万里の猪口もそれぞれの表情がありついつい代わる代わる使ってみたくなりますね。

青山二郎の目を通ってきたこの佇まいはぐっと心を掴みます。


(文/青龍堂 店主)


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