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執筆者の写真青龍堂 店主

香月泰男の素描

素描とは

物体の形体、明暗などを平面に描画する美術の制作技法、過程、あるいは作品

という事ですが、香月泰男は「デッサン素描をすることは、物を触覚を通して知る事だ」と言っていました。



着色素描と呼んで、背景を墨を使って空間を描き、クレヨンや水彩で花や静物や昆虫など気に入ったモノだけ描きました。

クレヨンを使うと墨を弾きますがそれも表現のひとつとして捉えていたようです。


栗が生きてていて語り合ってるように感じます。

素描は本質をとらえて命を吹き込む作業なのかも知れませんね。


香月泰男の素描はコンクリートの打ちっぱなしの壁などに掛けても

無茶苦茶カッコいいんです。

時代を超えた魅力なんでしょうね。


(文/青龍堂店主)


香月泰男 「栗」

紙・クレヨン・墨

52.0㌢×31.5㌢

香月泰男鑑定委員会あり

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