東美アートフェア初日無事終わりました。
たくさんの方にご興味を持っていただいて 日本の美術界にも光が差していくのを 嬉しく思います。
店主インタビュー記事も是非お楽しみください。
「近代の日本絵画の魅力を丁寧に届ける努力」
青龍堂は、山種美術館からすぐ近くにある近代日本絵画を主に扱う美術商です。店主の小山健二氏は、4代目として東京の広尾に店を構えています。
「日本の絵の良さは余白と余韻なので、そこを上手く扱えたら面白いと思います」と、掛軸でも、床の間ではなく、居間の壁などにもかけられるよう、サイズを小さくしたり、「作品をもっと良くするための努力」が必要だと小山氏は言います。
「世の中には、値段が高くて素晴らしいものもありますが、高くなくても本当に素晴らしいものがあります」「日本の近代は日本国内で成立したこともあり海外に出て行かなかったですが、本当にいい作品があると思うので、徐々に広がっていくと思いますし、そのための努力をしていきたいです」と語る小山氏は、作品や作家にまつわるエピソード、作品の楽しみ方を伝える情報発信にも力を入れています。
インタビュー全文はこちら https://toobi.co.jp/artfair/articles/37
東美アートフェア出展作品
迷企羅大将 Mekira (Twelve Divine Genelals)
須田 剋太 Suda Kokuta 1906 -1990 1979年 キャンバス・油彩 縦:90.9cm 横:60.6cm 須田剋太鑑定委員会鑑定書
(2022/10/14 追記 このお作品は売約済みです。)
奈良・新薬師寺の十二神将は天平年間(729〜749)に作られた、日本最古にして日本最大の塑像で、補作を除く1 1体が国宝に指定されています。須田が描いた《迷企羅大将》は、暗い堂内に立つ像の存在感や力強さが画面から溢れ出るような作品です。
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