鈴木信太郎(1895-1989)は白馬会洋画研究所で黒田清輝に師事。
18才の時に東京府立織染学校に入学し織物図案を2年学びました。
1936年に二科会の会員になり、1955年に仲間と一陽会を結成し中心的存在として活躍しました。
1969年 勲三等瑞宝章を受章。1988年 文化功労者。
色彩の豊かさから「色彩派(コロリスト)」穏やかで親しみやすい画風から「親密派」と呼ばれていました。
若い頃から画家仲間に「絵の虫」と呼ばれるほど、制作に没頭していたといいます。
純度の高い綺麗な色彩、ほのぼのとあたたかい作品を見るたびについ「かわいい」とつぶやいてしまいます。

鈴木信太郎《ばら》4号 油彩・キャンバス
鈴木信太郎といえばおなじみなのが愛らしいお人形が描かれたお菓子の包装紙。
マッターホーンさんやこけし屋さんなどの包装紙で見ることができます。

マッターホーンさん包装紙

こけし屋さんの包装紙
ご覧になったことや、お店に足を運ばれたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
鈴木信太郎は風景画、静物画共に美術愛好家にも一定の評価がありますが、西洋人形の作品は特に評価が高く、熱心なファンもいらっしゃいます。
童話の世界からそのまま飛び出てきたような素朴で自然な愛らしさ。
鈴木信太郎の優しい人柄が現れているようです。そばで見ていると、心に陽だまりができるようなほっこり気分させてくれる大好きな画家です。

鈴木信太郎《人形二人》12号 油彩・キャンバス
(文/青龍堂 小川)
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