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長谷川潔(1891〜1980)

長谷川潔をご存知でしょうか?

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、素晴らしい作家です。


まずは、輝かしい受賞歴からご紹介します。

1918年に日本を離れ、パリを拠点に活動を続けていた長谷川は、1935年、44歳でフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章。さらに1966年にはフランスの文化勲章、1967年にはパリ市金賞牌を受賞し、日本からも勲章をもらっています。

さらに1972年にフランス国立貨幣賞牌鋳造局が長谷川潔の肖像メダルを発行しました。

日本人画家としては、葛飾北斎と藤田嗣治に続いて3人目という快挙です。



こちらはその長谷川潔のクリスマスカード用に作られた「Le feu」火という作品です。

(15㌢×10㌢)




長谷川潔はマニュアルノワール(白と黒の技法)を再興して世界的に評価されました。

今回の作品はビュランという銅版画の技法を用いています。


実は本当に紹介したかったのは、このクリスマスカードの銅版画のもととなる、原画の方です。(23.5㌢×22.5㌢)




アップも見てください。



繊細ですね。

銅版画は銅板を削ったり腐食させたり、その独特で繊細な線や雰囲気が特徴です。


このような道具を使って銅板に仕事を施します。

原画とはその銅版画を作る時に必要な大切な設計図のような役割をします。


版画は決めた点数刷りますが、この原画は唯一無二のものなので、非常に珍しく希少性があります。


長谷川潔の繊細さがわかるこの珍しい原画はこれから作ろうとする銅版画のためにイメージを膨らませた作家の思いが感じられます。


銅版画と原画、セットで是非ご覧ください。



(文/青龍堂 店主)



長谷川潔 「Le feu」(火)

クリスマスカード

原画 23.5㌢×22.5㌢

銅版画 15㌢×10㌢

原画と版画の2点セット



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