鏑木清方の名品をご紹介します。
昭和29年に名古屋美術倶楽部の50周年記念の展覧会が催され、横山大観や梅原龍三郎など錚々たる顔ぶれの作家達が記念となるべくおめでたい作品を力を入れて発表しました。
清方は「花さ可り」という画題でこの作品を描きました。
桜の舞い散る中、女性がお花見をしているとても華やかな作品です。
清方作品の中でも一際目を引く華やかな色彩の名品です。
とても素敵な作品なので次回はもう少しこの作品を深掘りしていきたいと思います。
(文/青龍堂店主)
鏑木清方「花さ可り」
軸装 共箱
39.0×51.3cm 絹本彩色
東美鑑定評価機構鑑定書あり
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