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梅原龍三郎北京時代

1939年(昭和14年)梅原は51歳で初めて北京を訪れます。しばらく滞在した後、数年は毎年の様に訪れます。ヨーロッパでルノアールの指導を受け、日本洋画界の重鎮となった梅原にとって、当時の北京は全く新しい魅力に満ちていたのでしょう。


大陸の空気と深い歴史に触れた梅原は当時の北京の様子を「北京秋天」、「紫禁城」などの作品に残しています。梅原の「北京時代」と言われています。


梅原は中国色絵磁器の蒐集も始めました。宋から明の時代、景徳鎮窯を中心とする華やかな磁器をのびやかに描き、晩年には静物画も多く残しています。


これは梅原が持っていた『万暦赤絵』と呼ばれる中国色絵陶磁器の瓶の下の部分です。明の万暦時代、景徳鎮で制作された白磁に染付(酸化コバルトによる藍色)と赤絵(ガラス質の上絵具(赤,緑,黄,紫,青))が併用されました。極めて美しく華美なものです。

商品情報

梅原龍三郎旧蔵

『万暦赤絵』の瓶(下部)


商品情報

作家名:梅原龍三郎 作品名:《赤絵宋瓷》 サイズ:27.2×16.8㎝ 鑑定:あり 技法:墨・岩彩・紙(金地) 制作年:1954年 共箱



商品情報

作家名:梅原龍三郎 作品名:《台鉢の静物》 サイズ:35.7×25.7㎝ 技法:墨・水彩・紙 共箱・共シール


(文/The Blue Box)


#景徳鎮

#万暦赤絵



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