この獅子の石像は以前お客さまにお納めしていたのですが、久しぶりに再会して嬉しくてお写真を撮らせて頂きました。
高さが15㎝くらいの獅子の石像で、表情や佇まいがなんとも魅力的なんです。
いつ頃の作品でもちろん誰が作ったのかは全くわかりませんが、この魅力に魅せられた人達がいます。
箱書きがあります。良寛のようなこの字は、安田靫彦先生ですね。
この作品は先生のご遺族から出てきました。
安田靫彦先生の箱書きによると、
小林古径先生と奥村土牛先生が持っていて、その後、靫彦先生の手に渡ったことがわかります。
左上は古径先生の印です。
この素晴らしい先生方に愛され、大切にされていたこの石像、魅力的なのは当然ですね。 このように誰が所有してきたかもとても大事なことなのです。 (文/青龍堂店主)
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