「賓至如歸」は「賓の至るや帰るが如し」と読み、意味はお客様が訪れた時に我が家に帰ったように寛げるという言葉になります。
梅原龍三郎は心配りができる方と聞いたことがあります。ご自宅に様々なお客様がいらっしゃるとおもてなしをなさったそうです。その精神があったからこそこの言葉を作品にしたのかもしれません。
今作は力強く書かれ、サイズも大きいので非常に見応えがあるものとなります。是非近くで見ていただきたい作品です。
(文/青龍堂 大木)
梅原龍三郎 「賓至如歸」
墨・紙
95×111cm
花美術館vol.23 掲載
梅原龍三郎 晩年の造形と愛蔵品 掲載
Comments