安井曽太郎の最晩年の水彩作品です。
安井曽太郎(やすい そうたろう、1888年5月17日 - 1955年12月14日)は1949年に湯河原の天野屋別館を借りて移り住みました。60歳過ぎの時です。
廊下づたいに120段の階段を登ると、以前竹内栖鳳が使っていた画室がありました。
そこで、気持ちを乱されず制作に没頭していきます。
今回の作品は1952年作まさにこの頃です。
湯河原の新緑の緑がとても綺麗で安井曽太郎らしい色彩の美しさです。
(文/青龍堂店主)
安井曽太郎 「湯河原風景」
共シール
鉛筆・水彩・紙
23.8㌢×32.2㌢
昭和27年
東美鑑定評価機構
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