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富岡鉄斎の余技

執筆者の写真: 青龍堂 店主青龍堂 店主

更新日:2022年2月24日

「最後の文人」と謳われた鉄斎は、「私は画家ではなく儒学者であると」語っていて、

絵画は余技であると考えていました。


文人画とは、学問を修めた知識人が余技的に描く絵です。


今回ご紹介するのはまさに余技、富岡鉄斎が硯箱に絵付けをしています。






とても洒落た作品です。


「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した富岡鉄斎が、

余技として硯箱に絵付けすると こういう作品が生まれるんですね。


(文/青龍堂店主)


作品情報

富岡鉄斎

硯匣

共箱 

縦25.5×幅19.5×高11.5 cm

大阪美術倶楽部鑑定委員会鑑定書

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