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日本美術をたしなむ講座Vol.2 中川一政の書
中川一政(かずまさ) 1893年(明治26年)生まれ 1991年(平成3年)享年97歳 中川一政は日本洋画壇を代表する画家です。自由奔放に自らの画境を切り開き、昭和50年には文化勲章を受章しています。 中川は美術学校に行かず、絵との苦闘が長かったようです。代表作の「福浦港」...


速水御舟の木蓮の写生
今回ご紹介する作品は速水御舟の木蓮の写生です。 こちらの作品は大正15年に目黒の吉田邸で開催された初の個展の出品作「木蓮 春園麗花」の為の写生です。 当時良質の墨を持っていた速水御舟はその墨を使って良い作品を描きたいと考えていたようです。 「木蓮 春園麗花」...


日本美術をたしなむ講座Vol.1 川合玉堂 「高原雨後」
川合 玉堂 「高原雨後」 川合玉堂(かわいぎょくどう) 1873年(明治6年)生まれ 1957年(昭和32年)享年84歳 日本近代画家の巨匠、川合玉堂。日本の四季、美しい自然が写実的に描かれた風景画が魅力的です。写実的でありながら、情緒たっぷりで牧歌的です。仕事を終えて家路...


紅梅と徳利 小倉遊亀
金泥(きんでい)で扇面に書き分けられた画面に、特徴のある徳利と生き生きとした楽しげに咲き誇る紅梅。なんと美しく品のある絵でしょう。 この絵は小倉遊亀先生の描かれた「紅梅と徳利」です。 陶磁器を愛し花を活かして描く静物画は師の安田靫彦先生が...


香月泰男 「生」を描く (後編)
香月泰男《かまきり》52.1×31.5㎝ 今にもクリっと頭を動かしそうなカマキリが最小限の線で生き生きと描かれ、余白の広い墨の背景にその存在が際立っています。幼い頃、水墨画を見て育った香月の東洋的で静謐な「墨彩素描」、なかでも虫の作品は特に人気があります。...


賓の至るや帰るが如し
「賓至如歸」は「賓の至るや帰るが如し」と読み、意味はお客様が訪れた時に我が家に帰ったように寛げるという言葉になります。 梅原龍三郎は心配りができる方と聞いたことがあります。ご自宅に様々なお客様がいらっしゃるとおもてなしをなさったそうです。その精神があったからこそこの言葉を作...


香月泰男 「生」と「死」 生誕110年大回顧展
現在、戦後を代表する洋画家・香月泰男(かづき やすお 1911−1974)の生誕110年 「大回顧展」が巡回中です。2022年5月29日まで栃木県の足利市美術館で開催されています。 太平洋戦争とシベリア抑留の体験を描いた「シベリア・シリーズ」全57点などの代表作が展示されて...


小泉淳作 つらつら椿
つらつら椿つらつらに.... 椿という字をみると、日本人にとって椿は春の花のようです。 春の日差しの中で、椿の花と美しい葉っぱが連なっている光景を見たことありませんか。 小泉淳作のこの書は、万葉集のー首です。 巨勢(こせ)山の つらつら椿 つらつらに 見つつ偲ばな 巨勢の春...


安井曽太郎「奥入瀬風景」
1932(昭和7)年夏、国立公園協会から依頼を受けた安井曽太郎は、その年に初めて十和田湖を訪れます。その際に、奥入瀬に立ち寄り写生をしています。 「十和田湖、奥入瀬川の風景は、どちらかといえば、澄んだところがあって、ごちゃごちゃしていないのです。すっきりしています。かなり自...


4月の催事のご案内 東武百貨店池袋店 4月19日まで
東武百貨店池袋店におきまして 「アートフェア東武 2022」 を4月19日まで開催しております。 ぜひお立ち寄りください。 皆様にお会いできますのを楽しみにしております。 #東武百貨店


和泉式部 富岡鉄斎「保昌赴丹図」
花浪(はななみ)の里とし聞けばもの憂(う)きに君ひきわたせ天橋立 和泉式部は楊貴妃や小野小町と並び称される美女といわれ、日本を代表する女流歌人。千年が過ぎても彼女を超えるような人は多くはいません。 そんな恋多き彼女にとっては、丹後の生活は物足りないものだったのかも知れません...
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